更新が遅くなりましたが、10/18-19の二日間、原宿のデザフェスギャラリーで開催しておりました「みんなの魔法少女展」が無事終了いたしました。
参加作家が18組という思いのほか大きなイベントになり、本格的な魔法少女コスプレ衣装やイメージしたアクセサリーや魔法陣、写真展示などバラエティに富んだ展示となりました。
そんな中、私は多重露光写真での参加となりました。
”魔法少女”という特別な存在がいるのではなく「恋」をすることによって花ひらく女子の持つ純情や熱情、恋をすることによって生まれるネガティブなキモチ、それら全部を含めて「恋の魔法」と捉えて表現をしてみました。
なのでパステルカラーの可愛らしい魔法少女のイメージとはまったく異なるコンセプトとなり、私の展示エリアだけなんとーく色が違うなぁと言う印象。そんなこともあって見ていると若い女の子たちは結構素通りで、何を見ても「かわいいー♪」と歓声をあげるタイプの子には引っかからない感じでしたね 笑。
それでも中にはじっくりと見ていく方もいらっしゃって初めて見て頂いた方にペンダントや缶バッジを購入していただけたことは大きな収穫でした。
私自身、最初はやはり可愛らしいイメージで考えていたのですが、自分の作風と軸を見つめ直すとそうではないな、と。展示一週間前にぜーんぶコンセプトをひっくり返しました。これはよくやることなので、なんとかなるだろうというキモチもありました。
結局、作品がまとまってペンダントの作成が完了したのは本当に前日の夜、というか完了したのはもう当日でした^^;
でもそれで良かったなと思います。イベントの客層を見越して、当初の予定通りそういう路線でいくことも可能でしたが、なんかそれってらしくないっていう違和感。それを抱いたままの作品を展示するわけにはいかないですし。特に今回はすべてに価格をつけていたので、納得のいくものを納得のいく形で出そうと思うのはなおさらです。それで心に引っかからなければそれはそれでいたしかたのない事。これを機会にあらたに知っていただいた方にまた次の機会の展示に来ていただけるようにしたいな。そういう風に私自身は思います。
しかし、ひとつのテーマで多くの作家がこんなに違う表現で展示をすることが出来るんだなぁとモノを創ること、表現することの醍醐味を味わいました。
今回、お越しいただいた皆様、作品をご購入いただいた皆様ありがとうございました。
そして主催のくだらないもの工房の橘川匠さん、出展者の皆様、デザフェスギャラリーの皆様ありがとうございました。
最後に今回の展示作品のキャプションを記載しておきます。
「恋は魔法。
美しさに惑い 切なさに狂う。
”好き”という呪文は凶器。
それでも人は「恋」という 魔法にかかりたがる。
君は私の呪文を聞きたい?」